top of page

The 5th Fleet Race in 2023 Report



ジリジリ焼けるような夏の日差しの中、8月19日(土)~ 20日(日)の2日間、第5回関東470協会フリートレースが開催されました。

この2日間は天気も晴れ、南の安定した風に恵まれて6レース行われました。


今回も関東水域以外から沢山の大学の参加があり88艇もの数が集まったため、ビッグフリートを経験できる貴重な機会ということで1フリートでのレースとしました。


Day1

朝から南の風が安定して入っており、定刻通りスタートをしました。

風向は190度~200度で、風速ははじめ10knt、その後13kntまで吹きました。

艇数が多いので1マークまでのコースで海面全体に艇が広がり、早いうちにエンド付近まで伸ばして遠くから1マークにアプローチするためにマーク回航時に大幅にオーバーセールしている艇が多数見受けられました。オーバーセールは帆走する距離が長くなるだけでなく、マーク回航時に他の艇に内側に入られやすくなるので適切なマークアプローチを意識したほうがよいと思います。


Day2

朝は風がなかったですが序々に南の風が入り、定刻通りスタートができました。

風向は200度~215度で、風速ははじめ6knt、その後10kntになりましたが、周期的にシフトする典型的な夏の南の風で、シフトとブローに合わせてセオリー通りにタックをしてコースを引いた艇が上位で回航していました。

6レース目はゼネリコが繰り返されたため、ブラックフラッグでBFDが 4艇(2回目のスタート時に実際には20艇近く確認出来ていたが、今回はフリートレース(練習レース)ということを考慮し、最初にスタートラインを引っ張ったであろう4艇の排除をすることとした。排除されなかった艇も明らかにBFD対象者はいたので、本番でのレースで自身はスタートラインから出ていなかったと勘違いしないようにご注意ください。) 出てしまいましたが、待っている位置が高すぎてラインが見えていない感じでした。

中盤以降で走っている艇は改善すべき課題が多く見受けられ、3マークを回航してフィニッシュに向かう際に上りすぎて距離をロスしている艇が多く、プロパーを走った艇に抜かれているシーンが何度もありました。また、基本的に自艇のセールの状態をウォッチできておらず、スタートの時に軽風の割にバングを効かせすぎて前に出てしまったり、スピンが上がりきっていない艇やスピンポールが低くてスピンの形が悪い艇が半分近く見受けられました。

ゲートマークでは上位の艇が多く回った方のゲートマークを風に対して有利不利や艇体間の位置関係も関係なく後続艇もそのまま後に続いて回るシーンも何度もありました。


秋インカレの前の大事な時期ですので、今回のレースで明確になった課題を改善してレベルアップしてインカレに臨んでいただければと思います。


レース結果ですが、

優勝はJPN4821 石川和歩・松山大祐(早稲田大学・早稲田大学)

2位にはJPN4773 池田海人・有田功樹(日本大学・中央大学)

3位にはJPN4316 小栁倫太郎・新井健伸(株式会社ヴィス・東京海上日動)

となりました。


9月6日(水)〜10日(日)に全日本470級選手権が予定されてます。

大会の様子は遠征支援レポートが届き次第ホームページにアップしていきますのでお楽しみに!


今大会で2023年の関東470協会主催レースは全て終わりました。

参加された選手の皆さんありがとうございました。

来年も沢山のレースを予定し、年内には発表したいと思います。

来年もよろしくお願いします!




優勝  JPN 4821 石川 和歩 松山 大祐 Waseda Sailing Team


2位 JPN 4773 池田 海人 有田 功樹  Nihon University Chuo University





3位 JPN 4316 小柳 倫太郎 新井 健伸 株式会社ヴィス 東京海上日動



Result



Comments


特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
bottom of page