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渡邊たろう/川端 一史 組 Tmu4T Travies(閖上2023全日本470)

こんにちは。

全日本470レポート(社会人枠)に選出されました、tmu4t/Traviesの渡邊です。社会人にも関わらず、このような形で支援いただけるのは、大変ありがたいですね。

関東470協会の皆様、ご支援ありがとうございます。

全日本470レポートということで、本レガッタについて、報告させて頂きます。


まず、簡単に自己紹介させて頂くと、平日は半導体製造装置の設計開発に従事しているサラリーマンで、週末は470やキールボートに乗る、所謂、ウィークエンドセーラーです。


【Day0】

この日は関東から閖上への移動、計測、開会式を予定しておりました。

東北大震災の被害を受けた地域での全日本開催ということで、我々は会場入り前に、震災メモリアル公園にて、慰霊することにしました。


午後から閖上入りした私たちは、翌日から始まるレースに向けて、計測と簡単な整備を行いました。生憎の雨で艇体が完全に乾き切っていなかったため、バウステッカーが剥がれないか心配でしたが、几帳面クルー川端氏の繊細な手捌きが功を奏し、レガッタ通して持ち堪えてくれました。

※本大会の裏で密かに、”閖上470全日本バウステッカー汚いコンテスト”も開催されていたようです。個人的には綺麗に貼れたと思っていましたが、界隈で幅を利かせている某メディア、Bマガジンに晒されてしまいました。来年はもっと気合い入れて貼ります。

というよりまず、来年も出場できるように練習、スケジュール調整もろもろ頑張ります。




この日の夜は、日頃より江ノ島で練習している日立ヨット部さんと共に、翌日酒が残らないことを祈りながら、前夜祭を開催しました。Nさんご馳走様でした!




【Day1】

さあ、レース初日です。

前述の通り、前夜に美味しい焼肉を堪能出来たので、心身共にこれまでにないほど良好なコンディションでレースに臨みました。

事前練習などは出来ていなかったので、D旗掲揚後、早いタイミングで出艇し、閖上の海面の特徴が掴めるよう、クルーと会話を密にしながら海面まで走りました。1レース目は、陸に平行な風がメインで入るイメージでしたが、周期的に左から強めのブロー入るな〜って感じの雰囲気だったので、上マークアプローチは左が良いかもね、なんて話をしていると、本当に左の良いブローがレグ後半で入り、上マークをシングルで回航、

だが、、、



リーチングを走っている間にスピンポールのアイがとんでしまいました。つらたんです。

ポールが空に向かってこれでもかと跳ね上がるので、諦めてスピンをおろし、水も滴るイケメンクルー川端氏の迅速な手捌きで、アイの代わりとなるものを予備ロープで作って貰いました。ありがたい。

リグ回りの電食チェックは、日頃からやっておきたいですね。反省です。



【Day2】

気持ちを切り替えて2日目、リグ回りが壊れないことを祈りながら出艇し、特に何事もなく安定した順位を取り続け、この日のレースを終えました。

1日目にだいぶ叩いていたので、ゴールドには残れず、、悔しい結果となりました。

ゴールドに残り、上位3割くらいに入ることが目標だったため、この結果にだいぶメンタル喰らいましたが、落ち込みすぎてもしょうがないということで、この日の夜も江ノ島の仲間内で東北のグルメを堪能しました。特に山形県産の日本酒、くどき上手と閖上名産の赤貝が個人的にはお気に入りです。これだけご飯が美味しいと、また東北行きたくなります。



【day3】

3日目からはクルーの川端が担当します。

この日は朝から強烈なうねりが入っていました。江ノ島とは異なる感覚で、苦しいレースが続きました。後ろから追走する場面が多く、心身ともにタフな3レースでした。 なんとか挽回しようと試みましたが、各レースの順位は予選シリーズと大差なく、総合順位は前日より若干下がっていました。慣れないコンディションへの対応力、強風のレースを戦い抜く体力に課題を感じました。

夜はハードなレースの疲れを癒すべく、宿泊先近くの「牛タンの店一休」に足を伸ばしました。宮城出身の同期が推薦するお店で、期待通り牛タン定食が絶品!!!柔らかく、ジューシーでレースの疲れも飛ぶような美味しさでした。


【day4】

ついに大会の最終日を迎えました。朝は早めの集合でしたが、あいにくの無風。1時間待機の後D旗が上がり、出艇しました。

その間、全日本インカレ常連校の皆さんがトップセーラーへと質問攻め。私も潮の影響について知識を深める機会を得ました。

出艇後の風は意外にも強まり、2レース行われました。1本目は順調でしたが、2本目ではコースの選択ミスにより痛恨の結果となりました。特に上マークへのアプローチでのタクティクスに課題を感じ、その一つ一つのミスがどれだけ順位に影響するかを痛感しました。とっさにセオリー通りの判断ができず、落ち着いたセーリングができていませんでした。


レース後は艇の搬出準備に追われました。

なんとか終わらせ、いざ閉会式。シャンパンファイトで大会は華やかに締めくくられました。


初の全日本は悔しい場面が多く、課題を突き付けられました。今までは江の島以外で練習することはほとんどなく、初めての環境でも自分の実力が出せるような準備、練習が必要なのだと感じました。とはいえ来年は江の島開催。まずは出場権を獲得できるよう、油断せずに備えたいと思います。


以上で、全日本レポートを締めくくらせて頂きます。


最後に、少子化が叫ばれる世間ですが、少しでも日本のヨット会が盛り上がるように、またヨット競技者が増える(減らない)ように、ひとこと、、

卒業を控えた学生の皆さん、社会に出ても、海の仲間は、温かく迎え入れてくれるはずです。

“まだヨット乗り足りねーわ”

“土日何したら良いか分からねーわ”

と感じていたら、是非、ヨットを続けてみてはいかがでしょうか?

ヨットは470とスナイプだけではありません!社会人になると、様々な艇種にチャレンジできるチャンスです!

私で良ければ、ディンギーを斡旋してくれるヨット業者、またキールボート界隈に少々繋がりがありますので、興味ある方は声かけてください!

一緒にヨット会を盛り上げましょう。ボートスピード上げていきましょう!!!


参考までに、江ノ島470社会人界隈は、こんな感じで楽しくやってます。

(チャーター艇セッティングのお手伝いシーン。ワイワイやってます。)


(Day2晩御飯の様子。ヨットの話、仕事の話、恋愛遍歴などで盛り上がりました。)


(風待ち中に記念撮影。応援に駆けつけてくれた皆さん、ありがとうございました!)


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